身体が不快感を感じる時



身体が不快感を感じるというのは、身体にとっては正常な反応のはずです。いわばプログラムの実行文でエラーが出てループされているというのを教えてくれるセンサーのようなものです。


人間にとっては、それが生活に支障をきたすために異常で悪いとしているだけで、身体の不快感は一つのサインです。きっと身体からすれば命令文を、ただ実行した結果であり、それによって緊張しているだけだと思っているはずです。


その命令文は何なのかを考える必要があるということです。 プログラミングは、考え方の訓練になります。目的を達成する為の考え方が鍛えられます。

アップルを立ち上げたスティーブジョブズも全ての人に必要だと90年代には既に言っていたそうです。私もそう思います。 また、目的を達成する為なら、西洋医学だろうが、東洋医学だろうが無関係です。


国の法律としての資格があるので、鍼を使うという条件設定が私にはありますが、その考え方に西洋も東洋もありません。プログラムも同じでベイシックで書こうが、PHPで書こうが、C言語で書こうが目的を達成できれば良い訳です。

言語の種類によっては得手不得手の作業があるというぐらいです。その目的を達成しやすい言語を選べば良いというだけの話しです。 


原因は、ごくごく単純なことかもわかりません。身体の使い方や思考の使い方によって、それが生命活動において非合理的で不具合があったとするならば、その信号を受けて筋肉を緊張させているだけなのではないかとも考えられます。

それらの筋肉が緊張することによって、病気になっているかもわかりません。必ず日常の動作や緊張にヒントがあるはずです。


もし、そうであるなら身体の使い方や思考の使い方を変えない限りモグラ叩きゲームと同じように延々と続ける結果になる訳です。 このことを理解すれば、緊張したところを何の考えもなしに緩めることが如何に身体にとってはマイナスかがよくわかるのではないかと思います。 


ただ、身体の緊張が緩むと楽に動けるというのは事実であり活動的になることは否定できません。しかし、それは全体的でなければ意味がないということです。できるだけその状態に近づけたいと言う思いから治療をしていくことは重要です。だからこそ今すぐに、症状が改善しなくても、一つ一つの習慣を変えていくことで大きな成果をもたらすことができるかもわからないのです。 


そうなる為には、何らかの理由で緊張しなさいと命令した信号を変化させ続けなければなりません。その信号が変化する何かを見つけ処理文を書かなければ果てしなく続くということになります。

それがある意味、身体をプログラミングをする目的と言えます。 緊張したところが緩むのは、その結果として起こる事であり、それは目的ではありません。 


それが正しければ誤治というのはなくなるはずです。 薬で言えば副作用です。これは悪い菌を殺すために抗生物質を投与し、目的の菌は死んだとしても、投与時間が長かった為に全体としては常在菌のバランスが崩れて副作用が出たというのと全く同じです。大事なことは、こちらが命令文を書いて、どんな仕事をさせたいか? 

ということです。 それに意識を向けられる鍼灸師がもっともっと増えて欲しいと願っています。 



御薗治療院

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