治本、治標、局所とプログラミング

ちょっとプログラムの話しが続きます。

専門家の方には是非見て欲しい内容です。PC苦手な方も考え方は、とても参考になりますので、参考にして頂ければと思います。


治本、治標、局所という考え 


この話しは以前から何度も書いていますが、折角プログラムの話しをしたので、鍼灸治療が如何にプログラミングと似ているかを解説するのに良い材料なので書いてみたいと思いました。 

全体に影響を与えるのは治本法という方法で、その穴は、全身のどこかにあります。

隠れている場合もあれば、初見で反応のある場合もあります。 最初から全身に影響を与える穴がある場合とそうでない場合があると言うことです。


治本法の穴を構成しているグループの円があり、それら全体を治本経気と呼びます。全体と言ったのは、一つの穴ではなく、グループだということです。鍼灸師も含めて、殆どの人は、穴を点だと誤解していますが、実際にはグループの中の一点です。


そのことを理解しない鍼灸師は、穴の位置がどうと言っています。それは一つの基準としては正しいのかもわかりませんが、単なる基準であり、学問的な解釈です。 臨床では、そんなふうには身体は表現していません。「教科書は身体の中にあり」が基本です。

一つの穴をよく観察すると、その穴を中心にしたグループが構成されていて、それは、円型に広がって連絡しあっています。つまり、インターネットのように連絡し合っているということです。このことだけから考えても人間の身体と0、1で構成されているPCの世界と類似していることがわかります。

緊張する0、緊張しない1 その組み合わせで001 がやや緊張、1110 かなり弛緩というような表現ができ、様々な組み合わせで表現されているのがわかります。


穴がネットワークを形成しているというのは、子供が考えてもわかると思います。指先にトゲが刺さると痛みは、刺さったところを中心に全身にひろがるのがわかると思います。単なる神経の走行では説明のつかないところに痛みが広がっているのがわかります。決して指先だけが痛いという感覚ではないはずで、その周囲にも広がるのを感覚で確認することができます。 


怪我は、全身に影響を与えないという考えも正確には成り立たない訳です。

御薗治療院

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