治本、治標、局所とプログラム2


プログラミングの中では、パブリックで使える関数を一から作ることができます。

作りたいプログラムの中で、どこからでも呼び出せる実行可能な処理文です。プログラミングにおける関数とは、値を与えると結果を出力してくれたり、動作を実行させることのできるグループと言えます。


値を与えると結果を出力してくれる便利なものです。 治本法は、プログラミングにおけるパブリック関数と類似しています。プログラムの中にはスコープという考え方があり、適応範囲のことを言います。 

パブリック関数は、スコープがそのプログラムの中の全てに影響するものと言える訳です。当然ですが、小さいスコープのものもあります。それはプライベート関数と呼ばれ、宣言された一つの文の中だけ作用する限定的な関数です。これは全体から呼び出すことはできませんので、その文の中だけでしか呼び出せません。 一見不便な様に思いますが、殆どはプライベートです。


プライベート関数は、鍼灸治療の中で言えば、局所治療とか治標治療のことと類似しています。また、スコープの話しで言えば、関数だけでなく変数も自由に名前をつけて、宣言することができます。 

shinkyu という変数を文に書くこともできます。名前はある程度自由につけられますが、その 

shinkyu という変数はどんな役割をする変数なのかを最初に宣言しなければなりません。 

文字列を格納できる変数なのか、数値を格納できる変数なのか、また、それはどのスコープに適応するのか? 

ということを最初に明言しプログラム全体に適応しておかなければなりません。


身体の観察を行う時も、この異常は、パブリックなのか、プライベイトなのか、その中で使っている変数もパブリックかプライベート明示されています。 そして、その穴は「気」の性質なのか、「水」の性質なのか、「血」の性質なのかを見極めると関数を使う時に不具合が生じないというのと同じです。


それを突き止めることがプログラムを解析する上で重要なのと全く同じです。つまり、その人が書いたプログラムを解明することが大きなミッションと言える訳です。プログラムは書くより保守する方が3倍時間がかかると言いますが、身体も全く同じだなと思ってしまいます。 


御薗治療院

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