点の世界観というのは、私達に様々なことを教えてくれます。
それに気づくことこそが今の問題を解決する唯一の方法なのではないかと思います。 点の世界は、前後左右上下はありません。遠く宇宙の果てに行ったと仮定し、そこから自分を見た場合も自分は点の存在にも満たないのです。
つまり点のように小さい世界と宇宙の果てに行った世界は本質的に共通しているということです。 点という世界では、何もできない自分というのを感じとることができます。他と個がわかれていないということです。「個」を主張しない世界観です。
この時に「気の拡張」という成長があります。人としての成長ではなく、無意識の成長ということかもわかりません。 ややこしい話しのように思うかもわかりませんが、私達が当たり前だと思っている世界も実は、そんな、不安定な点が集まってできた世界です。
他と個をわけない世界で出来上がっているのです。それをそのまま認識するということです。わけようのない世界とでも言えば良いかもわかりません。
それを知っているか知らないか、知っていて無視しているかで、大きく変わってきます。 点が集まって、線になって、線が面になって、面が立体を作っているのです。
それが人間の目に見えて、現実だと主張する根拠にもなっています。 しかし、それを構成しているのは、あくまでも、あるのかないのかすらわからない点の存在なのです。
この最小構成要素である点のことがわかっていないのに、目に見える世界が本当に現実だと言えるのか?
という疑問を常にもっていなくてはなりません。もちろん、空想の世界の話しではありません。空想に導く世界の話しをしている訳でもありません。
最小構成である点は我々の一部です。しかし、点には三次元のように位置という区別がありません。点はどこまでいっても点なのです。このことに少しでも思いを巡らせてもらったら、世界がしっかり見えてきます。
それが他と個をわけない世界観です。
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