一人の人間が誕生するまでには、もの凄い競争に勝ち残った訳です。
数億個の精子の中のたった一個の精子が受精卵に入り込んで子孫を残す権利と栄養が与えられた訳です。
最初の精子が卵子の中に到達すると同時に卵子を取り囲む透明帯という膜が降りて他の精子は入れなくなります。
そうやって一人の人が誕生する訳ですよね。
きっと過去の記憶をたどっていくと勝利の瞬間というのが必ずあるはずなんですよね。
しかも数億分の一の勝者であった記憶があるはずなのです。
もし、自分が特別な存在じゃないなんて思ったらそれは大きな勘違いだということがわかると思います。
そんな競争の中で一番のりした存在なんですからね。
奇跡としか言い様がない。そんな奇跡を起こして勝ち得た命なんですよね。
そして、それだけ力強い生命力が自分自身の中には宿っているということを知ることになります。
如何ですか?
親から受け継いだとされる力なんですが、実は自分で勝ち取った力でもあるということですよね。
そんな幸運の連続で生まれてきた自分ですよ。
絶対に弱い訳がない。
そして小さい時は様々な感染症から身を守ってきた訳ですよね。
抵抗力もつけてきた。
自分という存在が生きているだけで、ただそれだけで他に影響を与えている訳です。
凄いことじゃないかと思うんですよね。
病気になったり調子が悪くなったりすると気弱になったりしますが、実際はそれに打ち勝つ力は元からある訳です。
その力を信じなくて何を信じるのか?
それに問いかけ続けたいと治療をしながらいつも思っています。
なぜ治らないと諦めているのか?
そうじゃないはずです。
悪くなったのですから治るスイッチを入れる方法があるはずです。
そのスイッチを入れなければって思います。
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