ちまたでは筋肉をゆるめる方法が沢山言われています。
しかし、マッサージだけではなかなかゆるまりません。
なぜなら関節には位置があるからです。
これを考えないと緊張しているところをいくら刺激してもゆるまりません。
関節を曲げれば曲げた側は収縮します。
そして反対側は引っぱられて緊張します。
これをまずわかってください。
背中の筋肉が盛り上がってパンパンになっているところがありますよね。
ここは引き伸ばされているのであって縮んでいる訳ではないということです。
引き伸ばされた側の皮膚は引っぱられてパンパンになる。
という訳です。
思いっきり収縮させると収縮している筋肉(屈曲側)も引っぱられた側(伸展側)も緊張してきます。
安静時であっても緊張している部分は収縮側ではなく伸展側なのです。
つまり意識的に筋肉を使っている訳でもないのに緊張しているように感じられる背中は引っぱられて緊張している。
ということです。
関節を曲げると筋肉は縮みますが、伸展側は引っぱられて緊張します。
これは筋紡錘などの反射として起こります。
反射だから意識しないで緊張しています。
意識せず緊張している。
これが緊張を解くキーワードです。
つまり引っぱられながら突っ張るので、かなりの緊張になります。
これが背中の見た目に緊張している筋肉の正体です。
これは関節位置を変えない限り緊張関係は変わりません。
揉んだり叩いたりしても変化はないのです。
血行不良やリンパの流れが悪くなるのはそれが原因で起こります。
このことをよ~く理解していてくださいね。
関節位置の整復技術にもつながります。
カイロプラクティックで言えばサブラクセーションのアジャストにあたります。
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