昔と比べたらホントに日常生活が便利になりましたよね。
昔を知らない若者達は携帯電話がどれだけ便利なものなのかわかっていないかもわかりませんね。
コンピューターのお陰で便利なサービスが沢山増えたのではないかと思います。
私は自作のプログラムを作って電子カルテ化し、商品販売のプログラムも自作しました。
最初は何から手をつければ良いのかもわからず色んな方法に挑んで思ったことがあります。
如何に手書きの紙カルテが重要かがわかったことです。(笑)
どうしても自分自身に最適な電子カルテを作りたかった。
なんどもなんども作りかえました。
プログラム言語も3~4種類も学んだのに・・・。
そこで思ったことがあります。 どんな便利な機能でも使わなければ全く意味をなさない。
これを学んだ気がします。
どんな知識でもそうですが、使わない知識って本当に必要なのかな?
って思うようになりました。
そして試行錯誤した結果、ありふれたプログラム言語にたどりついたのです。
それは一番最初に手がけたアクセスというデータベースソフトです。
なんじゃそれって思いました。
プログラムは、普通のソフトでもバージョンアップすることが多々ありますよね。
自作した電子カルテも同じです。
途中で何度も何度も変更します。
そうしないと不都合な点は見えてこないんですよね。
使ってみてはじめて不都合な点が見えてくる。
設計の段階ではわからないんです。
想像もつかないことがでてきます。
一番最初に手がけたプログラムは、書くのに何ヶ月もかかってやっと出来上がりました。
いざ治療の時に使おうと思ったら全く役にたたないのです。
考え方は今の大病院にあるような方法論と同じようなことを考えて作ったものでした。
何の役にも立たないので落胆しました。
大病院の電子カルテも基本設計は同じです。
これだと入力する人がもの凄く苦労するだろうなと予測できます。
そこで行き着いたのが電子カルテをアナログ化することでした。
手書きとデータベースを融合させることです。
これにはかなり苦労しました。
ソフト側だけでなくハードウェアの問題も大きかったですからね。
折角覚えた言語も、使っていないと知識は薄れます。
思い出さないと駄目なんですよ。
自分が作ったプログラムだから全て覚えているかというと全くそうではありません。
何千行もあり、それが様々なクラスにわかれているのですからね。
関連性も忘れます。
このプログラム自分で作ったんかな~?
って思う程全く覚えてないことも多々あります。
そうするといざ変更しようと思った時一からプログラム全体を見直さなくてはならないのです。
また、新しい仕組みを取り入れようとするとどうしても一から設計を見直す必要があります。
全てやり直しです。
趣味なら良いですがプロでもないのでこんなことやってられるか~!!
って思いました。
そんな時イージーなプログラム言語とその仕様は変更するのも思い出すのも簡単です。
機能に制限はあっても使いやすく変更もしやすい。
必要なものはその単純さだということに気づきました。
必要なことを必要なだけある知識で十分なんだなと思ったことです。
もちろんイージーと言ってもプログラム言語ですから追求すればかなり複雑です。
でも必要のあることなら自然に調べますしね。
プログラムを学んでそれに気づかされました。
これはどんなことにも当てはまるなって思ったことです。
もちろん治療にも当てはまります。
大事なことは、その知識より基本設計です。
これがしっかりしていると知識は何とかしようと思えばつきます。
でも基本設計を間違えるとどこまで行っても利用できるものにはならないのです。
きっと大病院で使われているような電子カルテは、後戻りできなくなっているんでしょうね。
手書きでやっていた病院の先生達が若い医師に入力の仕方を何度も聞いている姿を見て、これは完全に設計ミスだ。
と思いました。
でもやめられない。
不必要なものを切り捨てないと本当に使えるものはできないのです。
そのことに気づいてない。
カルテは手書きに勝るものはない。
そう思います。
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