不確定的要素と薬

不確定なことが全ての現象。

そう言うと科学者はそれを解明していくのが人類の進歩!!

進歩は妨げられない。


そう思う方もあるかもわかりません。

確かにそうなんです。

そのことには反論しません。

私も科学は好きですからね。


でも考えてみて下さい。

何の気なしに飲んでいる薬

これって不確定要素が沢山入っている。

いえいえ、不確定要素そのものが薬だということが言えます。


毒飲んでも死ななかった人もいます。

一粒飲むと眠り続けてしまうぐらい強烈な薬を数錠飲ませても眠るどころか精神が安定してしまう。

そんな人もいます。

99%は眠る。

でも1%は眠れない。

誰が見てもあきらかなように見えるけど不確定要素の人がいない訳じゃない。

科学というか薬は1%の人を排除していきます。

しかし、よ~く考えて下さい。

99%の人が全く同じようになってしまう訳ではないということです。

つまり50%の人はもの凄く効果があったけど、あとの30%はやや効果が落ちた。

あとの10%はそれほど眠くならなかったけどないよりマシ。

あとの9%はちょっとだけ眠れた。


という結果であっても99%が効果があったというふうにされる訳です。

確定しているのは50%であっても結果は99%です。

それをどういうふうに臨床に位置づけていくのか?

これがさじ加減ですよね。

そう思うとやはり効果があるとされている薬も不確定なのです。

絶対はありえない。

ということですね。


毒でもそうです。

10mml飲めば殆どの人は死んでしまう毒藥であっても千倍に薄めたら薬になった。

ということも考えられます。

要するに同じものでも適量なら薬になったりする訳ですよね。

しかもその倍率も人によって違いがある。

千倍に薄めて薬になる人もいれば百倍で薬になる人もある。


そう考えると不確定要素ばかりでなりたっていると思いませんか?

全てのものは不確定な要素で成り立っている。

その不確定を一部の人に焦点をあてて確定した場合にだけ確率という言葉があてはまる訳です。

だから何パーセントの人に効果があったという結果がある訳です。

学者の話と臨床家の話がズレるのはこういう現象があるからです。

印象と数字がかけ離れていることが多々あるということです。

それを一律にして良い訳がない。


それって普通に考えてわかることだと思いますよ。

難しいことではないはず。

御薗治療院

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