プラセボの記事を書きましたが鍼灸治療もプラセボの一種ということであれば本当にそうかもわかりません。
いかなる治療も全てがプラセボなのかもって勝手に思ってます。
例えばA先生は、人柄が良いけど技術はイマイチ。
B先生は技術はあるけど、なんか嫌い。
どちらが効果あるかといえば、A先生なんですよね。
そして人気もある。
まあそれは病院でもきっと同じでしょうね。
自分の技術を自慢する治療家は多いです。
鍼灸を学問として捉え真面目に治療している人も沢山います。
頭の下がる思いです。
博学な人が多い業界とも言えます。
でもあまり世間では人気がない。
なぜ人気がないのか本人達はあまり考えてないみたいです。
その根底には自分達は正しいことをしてていて間違っていないという考えが根強くあるような気がします。
鍼灸業界ってワーキングプアって呼ばれている業界なんですよ。
つまり副業を持たないとやっていけない人が多い業界っていうことです。
そんな業界だということは何かが間違っている。
そう考えた方が良いように思っています。
博学で学問的で理屈っぽい。
それってあんまり人から好かれるタイプじゃないかも・・・。
私はというと博学じゃないし学問的でもないけど理屈っぽい。(笑)
最悪なパターンですね。(^^;
まあ私の場合は半分以上屁理屈ですが・・・。
そんな方達が多いから学問に則っていないと駄目と考えている人も多い業界と言えます。
鍼は何故効くのか?
に興味がある訳です。
科学的根拠ですね。
そうじゃなく、どうやれば効くのか?
どうやれば人気がでるのか?
これに焦点を合わせないと・・・。
長年やってきてホントにそれは強く感じるようになりました。
それとは反対にどうやれば効くのかに興味がある人達がいる同業種があります。
それは柔整師(柔道整復師)や整体師と呼ばれる人達です。
もちろんそういう傾向があると言っているだけで全ての人がという訳ではありませんよ。
世間でも鍼灸より整体の方が上だと思っている人がいるのにはビックリしました。
整体の人達は世間に対するアプローチが上手い。
それは素直に認めた方がいいなと思ってます。
鍼灸や柔道整復師(いわゆる接骨院)は国家資格です。
整体やカイロプラクティックは民間療法です。
国家資格じゃないから、今から整体はじめますと言ってもはじめられます。
良い悪いじゃなく国が定める規格です。
そして鍼灸や柔整は国家資格を取るためには3年間学校に通って国家試験に受からなければ免許が得られません。
私もその道を通って鍼灸師になりました。
でもそこで甘えがあるような気がします。
国家資格とったんだから認められて当然。
と思っている人が多いように思います。
それって何の役にも立ちません。
単なる幻想です。
民間療法なのに整体やカイロをやっている人の方が知識や技術があったりすることもあります。
それと何故効くのかじゃなく、なんとしても効果をあげなければ!!
と強く思っている人が多いような気がします。
以前鍼灸の専門家のサイトの中で質問をしたことがあります。
これからの鍼灸師に必要なものはなに?
って問うと殆どの人は鍼が何故効くのかの解明とかエビデンスの確立などと答える人が多かったのです。
まるで他人事のような感じで絵空事にしか私には聞こえませんでした。
社会のせいにしてどうするん?
そんな話題にしかならんのかい!!
そして一般の鍼灸師がそんな大規模な調査に参加できるんかい?
って聞きたいです。
もしできるならできる方法をみんなに教えて参加するように啓発すればいい。
人気もないのに研究しようとする人は出てきてくれませんよ。
鍼灸師個人として何をしていくべきなのか?
という意味で質問したつもりなのですが、全く自分のことはそっちのけで社会のせいにしているところがあったのはホントに残念です。
そんなこと考えている人が多いから鍼灸って人気がないんじゃないかな~。
そう思ったりもします。
どうやれば効くのか?
徹底的にこれに焦点を当てた方が良い結果につながると私は思うのですが・・・。
最終的にはそれで社会的にも認められるようになるんじゃないかと思っています。
どんな手を使っても効果を出す必要があるということなんだと思っています。
法律で許される範囲の中のどんな手を使っても効果を出すというのが大事だと思います。
型にはまったことだけやっていては絶対に効果は出せません。
そこをわかってないのがこの業界の問題点だと私は勝手に思ってます。
どうやれば効くのかさえわかれば、なぜ効くのかを調べてもらえる可能性もでてくるでしょう。
そこでエビデンスとか社会的地位が勝手にできてくるような気もします。
効くから患者さんが来る訳ですからね。
だったら患者さんが沢山くるような治療院にしないと・・・。
そうすれば誰もが無視できなくなる。
それを鍼灸師一人一人が一番先にやるべきことなんじゃないかと思っています。
でもそれに似た答えを出した人が皆無だったのがホントに残念でした。
中には自分の技術を吹聴するような方もありました。
技術は必要なことだとは思いますが、頑なな治療の自慢話をするだけでは世間が受け入れてくれません。
どれだけ技術があっても前述したA先生にはなれません。
ある有名な接骨師の方がマニュピュレーション(手技療法)療法の限界を作ってるのはマニュピレーション療法家自身かもしれない。
とおっしゃっていましたがそのとおりだと思います。
それは治す技術も人気を得る技術も両方にストップをかけているような気がするからです。
鍼灸師の限界を作っているのは鍼灸師自身だと思っています。
日本で鍼灸の地位を向上させるためには一人一人の意識変革が必要不可欠なんじゃないかと思ってます。
そういうサイトで議論しても無駄かな~と思って投稿するのを止めました。
でもまた投稿してみようかなぁ~と思ってます。
今度は違う角度で・・・。
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