明日は専門家のための勉強会です。
とても楽しみなんです。
勉強会というとテクニックを教えるのが勉強会です。
しかし、私の勉強会はテクニックではありません。
テクニックよりもっともっと大事なことがあります。
感覚を磨く。
これがとても大事なテーマです。
テクニックは、方法論です。
しかし、方法論は常に変化し、全ての患者さんには対応はできません。
それを100%にしようとしたら基本的な概念で一つ一つ分析していくことが求められます。
それによって状態を推測する。
どんな複雑な症例であったとしても一つ一つは単純なものの組み合わせです。
それを一つ一つ紐解いていくことなんです。
推測した結果を元にして、それを反映させるための刺激をする。
そして結果を観察する。
治療はこの繰り返しです。
それに近道はありません。
当たり前のことですが、この当たり前のことができていないことが多い。
何々法、何々テクニックと言う言葉ばかりがもてはやされる今の治療技術を真っ向からヘソを曲げたいと思っています。
(笑)
誰でもはできない技術です。
誰でも簡単にできる技術って?
そんなものあったら、苦労せん!!
常に一人一人に対応しようと努力していくのが発展性のある技術です。
治りにくい人には治りにくいように治す。
治りやすい人は速攻で治す。
速効で治る人は、短い時間で治してあげればいい。
複雑な症例は複雑になってしまった訳ですから単純なものの組み合わせと順番を駆使しないと絶対に良くならない。
そんなこと臨床を一生懸命やっていたら誰でもわかることです。
テクニックは大事です。
それも必要です。
しかし、そのテクニックをどこで使うか?
どの順番で使うか?
どういう組立をして使うのか?
順番、刺激量、刺激回数。
それを決めるのは診断力です。
様々な要素で治療は決まります。
決して安易にテクニックだけを習得しても絶対に行き詰まります。
どうせ治療家になったんですから、そこを追求しないとね。
私の技術は失敗の技術です。
失敗し続けたからこそできた技術と言えます。
失敗を恐れず失敗から何を学び、どう反映していくか?
そしてそれがどういう展開を見せるか予測する技術です。
患者さんの状態を把握し、分析し、予後を予測し、状態を予測する。
想像力を膨らませることがとても大事なことがわかってきます。
それを日々繰り返すことで治せなかったものが、なぜ治せなかったのかが徐々にわかってきます。
それが経験を積むということです。
なんども言いますが、これに近道はありません。
単純なことの繰り返しをすることで技術はどんどんあがっていきます。
甘い言葉に踊らされないで確実に技術をあげていく方法を一緒に考えていきませんか?
そういう提案をする講習会なんです。
体調が良くなれば何が起こるのか?
楽そうな姿勢になります。
呼吸が深くなります。
関節の可動域が正常位置になります。
当たり前のことが起こる訳です。
でもそれは病気を治した訳ではありません。
病気を治せる段階に来ただけです。
それが自然治癒力があがった状態と言えます。
そんな状態に仕上げていき、患者さんと一緒に考えていくのが治療です。
明日は思いっきりそれを披露していこうと思っています。
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