運動をする時には回数を意識する人が殆どですよね。
腕立て伏せ100回とかね。
100回は区切りがいいので目標にはなりますよね。
でも100回やったから運動になるかというとそうではありません。
身体を真っ直ぐピンと伸ばしたまま姿勢を変えないで行った100回と腰を上下に揺らした100回では違いがあります。
身体を曲げたりせずに100回はなかなかできません。
相当な筋力がいるはずです。
しかし、それができたからと言って意味があるかどうかはわかりません。
試しに手を重ねて腕立て伏せしてみてください。
肩幅に開いて行って下さい。
肩幅より開いて行って下さい。
それぞれに違う筋肉を使うことがわかります。
肩幅より開くとそれ以上開かせないための上腕を身体の中心に近づけるような筋肉が働きます。
大胸筋や三角筋の前部の筋肉が強く働きます。
手を閉じると肘に大きな負担がかかります。
一口に腕立て伏せと言ってもやり方で全然違う筋肉を使うことがわかります。
スクワットも同じです。
骨盤の幅に開いた状態で行った場合や爪先を外に向けた場合、内側に向けた場合。
それぞれに違う筋肉を使うのがわかると思います。
スクワットや腕立て伏せだけでも様々なバリエーションがあります。
一部の筋肉だけ強化すれば身体は体調不良を起こします。
一番悪いのは、自分がどうやってその運動を行っているのか意識せずに行うことです。
自分の動かしやすいようにしか動かなくなってしまいます。
アンバランスというのはこのように起こります。
だから心とつながっています。
無闇な筋トレは問題が起こりやすいのはこのためです。
私も10代の頃これで問題を起こして腰を痛めました。
それでも今書いたような組み合わせはトレーニングに組み込んでました。
筋力トレーニングも様々なことをやっていましたので大きくバランスを崩しているとは気づきませんでした。
どちらかと言えば考えてやっていた方だと思います。
それでも起こしてしまった訳です。
私の場合は上半身と下半身の比率が悪かったと後から反省はしましたが、自分だけでこれを確認するのは至難の業です。
正しくコーチして貰える人がいないと怪我します。
かなり注意をしていてもそうなるでしょう。
YouTubeでボディビルをして有名になったお笑い芸人が言ってました。
ボディビルをしてから身体が弱くなった気がします。
って言ってましたが真実だと思います。
結構免疫力が落ちます。
見せるために作った筋肉ですからね。
目的が見せることですから自然にそうなるでしょうね。
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