うまく力が抜けない

力を抜くって難しいですよね。

最近このことばかり考えてます。


どうしたら力が抜けるのか?

力を抜くってどういうことなのか?

これを体感するにはどうしたらいいか?

これを考えます。


どこかの関節伸ばします。

それをただ元に戻すだけです。

こんな簡単なことができない。

 

関節が硬くなっていると元の位置に戻らないのです。

関節が硬くなるというのは元に位置に戻せない状態だと考えると辻褄が合いませんか?

それじゃ~元に位置に戻してあげれば柔らかくなるはずです。


入れた力を手放せば良いだけです。

それができないというのはいかにも不思議な感じですが、そういう現象が普通に起こるわけです。 


自分は違うと思っている人が多いと思いますが、ほとんどの人がそうなっていると思います。

力を抜く時は元に戻すだけで良いはずです。 

それ以上の力は入らない。


この意味が分かっていないとうまく力は抜けません。 

 例えば手をあげます。

それを下に落とすだけです。

重力があるので勝手に下に落ちるはずですが、物が重力によって落ちるスピードよりも遅くなってしまいます。

片腕だけで2~3キロあるわけですから、2~3キロの物を落とした時と同じスピードで落ちるはずです。 

しかし、人間の手はゆっくりしか落ちません。 

あきらかに手を上げようとする力が働いているということですよね。

これって全然必要のない筋肉ですよね。

そんな必要のない筋肉を使っていたら身体が凝りませんか?

だったら不必要な筋肉を外してしまえば良いだけではないかと思うのですが・・・。


ほとんどの人は力を入れることばっかりに意識を集中します。 

どんなスポーツでも力を入れることばかりに集中しています。

ストレッチも筋肉を伸ばすと言っていますが、実際には曲げようとする力が常に働いていますよね。

だから柔らかくはならない訳です。


私達の身体は筋力があるなしに関わらず緊張させることは非常に得意です。

しかし弛緩させることは非常に難しい。 

一度緊張してしまうと、その筋肉を緊張させたまま維持しようとしてしまうのです。

つまり常に頑張っている。

これは一日の大半が起きているからかも知れません。

交感神経部が緊張しっぱなしになっているということでしょうね。


これでは弛緩させることは至難の業です。

弛緩する練習をしてみましょう。

練習をしていないとうまく弛緩することができません。 

しかし、無理やり力を抜こうとすると余計に力が入ってしまうのが分かります。 

弛緩させる練習というかコツをつかむことですよね。

御薗治療院

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