エネルギーを出し入れするというイメージであるなら、それは正確さに欠けている訳です。 エネルギーは増えたり減ったりしないからです。 私たちは、エネルギーが変換された時に生じる変化を日常生活に利用して生活しているだけで、エネルギーそのものの量を操ってはいません。 ガソリンは常温でも発火しやすい状態(臨界点)にあり、それに火という着火剤を近づけることで化学変化が起こり、結果的に爆発的な火力を得ます。水を近づけても発火はしません。 一度、火がついてしまえば、次々と連鎖反応が起こって燃えつきます。一度火がついてしまえば、更に火を追加する必要はありません。ガソリンが燃えつきるまで勝手に燃焼します。しかし、ガソリンが燃えつきたところにいくら火を近づけても何も変化は起こりません。 身体の変化も全く同じです。鍼が着火剤の役割をするので、変化を起こしたいと考えた対象物が臨界点に達している必要があります。 更に、それを着火させるような質のものを近づける必要があるということになります。 臨界点に達している物質であれば、接触する又は近づいただけで連鎖反応が起こり一瞬で変化するはずです。それを考えると長時間、鍼刺
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