この質問を治療家に問えば、きっと鍼を打って抜いた時とか鍼を刺した瞬間というような答えが返ってくるんじゃないかと思います。
しかし、これは本当ですか?
もうね。
ホントに掘り下げて、掘り下げて考えないと感じて考えるということは不可能なんです。
そんなの当たり前やん!!
鍼治療なんやでさ~。
なんて思っている人は、物事をまともにしか考えない人です。
あらゆるものをそのまま額面通りにしか理解しようとしない人と言えます。
それでは、どのタイミングで効果がでるんでしょうね。
私の考えはこうです。
鍼治療をしようと思った瞬間に効果はでます。
どうなっているのかを調べるのが診断ですが、それを元にして治療行為をしようと決めた瞬間に勝負はついている。
もっと言えば診断が確定した時。
って私は思ってます。
つまり鍼を持って今から鍼を打とうと思った瞬間ということですね。
だから鍼を打った瞬間ではないということです。
それじゃ~鍼を打つ意味がないように思います。
鍼を打つのは結果であって、治療行為は、それを行おうと思った瞬間に決まっている。
そう思います。
これは鍼をただ打っただけでは効果はないということを意味しているということです。
もし、鍼を打ったことが効果があるなら、素人でも無茶苦茶打っても効くはずです。
筋肉が硬くなったところにでも鍼をズブズブ刺せば効果はあるはずです。
しかし、それでは効果はないか、あっても短時間です。
逆に副作用すらあるでしょう。
どのように状態を把握し、どのような刺激を与えるのか?
それが問題を解決する糸口になるんじゃないかと思います。
それがわかると治療は大きく変化します。
ただ、教科書に書いてあるような取穴法で穴に鍼を打っても効果はないということがわかるようになります。
これがわからないと鍼治療じゃない。
だから感じることが大事なのです。
0コメント