腰痛、糖尿、足の痺れ肩痛など色々ある症状
久しぶりでもう15年ぐらい前に来られたことがある方でした。
その時の私の言葉を未だに覚えていたみたいでウェイトトレーニングをやりつづけて傷めたところだと自覚しておられました。
糖尿の症状では、足が痺れるという症状もあります。
両足が痺れるという症状もあるので、やはり糖尿は疑います。
でも同じ部位じゃないし指先が主症状ではない。
循環不良からくるものじゃないことは確かでしょう。
こういう時、内科の説明は糖尿からではないと言います。
もちろん根拠はあって、A1Cもそう高くないからという理由だと思います。
何度も書いてますが、症状の原因って一つではありません。
いくつもの誘因や要因があって症状がでています。
70%はこれが原因、あとの30%はわからないとか、あとの30%のうち10%はこれこれが原因、20%はこれこれが原因という具合に沢山あるのが普通です。
原因は一つではありません。
内科の見方と整形外科の見方は違う?
そんなことは絶対にありません。
同じ人を診ている訳ですからね。
科によって違いがあったらおかしいです。
足のシビレは糖尿からも誘因としてシビレやすい状態になっていると考えられます。
そこへウェイトで傷めた場所が作用してシビレが出て腰の痛みが強烈に出たわけです。
ウェイトで傷めると言っても正確にはウェイトで動きが変わってしまっただけなので修正は簡単です。
最初は座っているのも困難でした。
そういう時ソワソワするような動きをするんです。
座っていてもジッと座っていられない。
そんな状態でしたが、昨日の話しのとおり胸椎3番の調整が必要だなと思った瞬間に
「あれ~、先生何かしました?」
「なんから楽になってきたんですが・・・」
という会話になります。
腰ではなく胸椎3番の左側でやや前下が異常という意識を患者さんには知らせず私自身が意識しただけです。
これが全体的な原因だなと思った瞬間にそう言われました。
そんなことが沢山あります。
発汗してくる人もいます。
痛みがなくなってきたので帰ろうとした人もいます。(笑)
長い時間かけたからそうなった訳じゃ~ないということです。
何を狙い、何をどうしようかと思うことが治療になります。
それを早く見つけられたら早く処置ができます。
複雑に絡んでいたら簡単にはいきません。
全ての症状が一瞬で良くなるかというとそんなことはありません。
それは自然の法則に反してます。
数カ所刺激した後の動きはかなりよく楽になったと喜んでくれていました。
しかし、これからが勝負です。
日常生活で異常を起こす動きを突き止めそれを意識し改善していくことができなければまた元に戻ります。
痛いか痛くないかという単純な問題ではなく、いかに今の状態を良くしていくかということが主眼です。
そのためにはこちらを振り向いてもらわないとね。
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