患者さんが入ってきます。
椅子に座ります。
私から見ると足がとんでもない方向向いて座ろうとします。
そんな立ち座りの仕方で症状が良くなる訳ないやん!!
って思います。
こうやって立ってみて下さい。
って伝えます。
痛みどうですか?
「楽です」
「でしょ~」
だったらそれを真似してやってみてください。
というと次に殆どの人は言います。
「難しい~」
って言うんです。
えええええええええ~。
ちょっと位置を変えるだけですよね。
長い時間やってなんていってない。
時々思い出してやってみてとしか言ってない。
難しいこと言いました~?
って思いますが、そういうんですよ。
なんなんそれ?
って思いますが、皆さんこう思ってます。
(お金はらってんのやから、あんたが治してさ~。それが仕事やん!!)
ってね。
だから痛みやシビレが楽になってるやん!!
こうやれば楽になるよっていうことまで教えているのに・・・。
なるほど、自分は何もしたくないんやな~。
治そうという気持ちないんや~。
って思います。
そりゃ~なおらんわ~。
その人に変わってあげることなんて不可能な訳ですからね。
医療者というのは、手助けをするのが仕事でその人になりかわるのが仕事ではありません。
最小の時間で最大の効果をあげることを意識してきました。
でも最終的には本人の意思が症状や病気を改善させるのです。
HPとか見ると宣伝には良いことばかり書かれていますが、ホントの症状は、そんな簡単には良くなりません。
この前も書いた脳脊髄液減少症の話しでも同じですが、7割という数字は今より少しでも改善したという例も沢山入っています。
たぶん殆どがそうだろうなと思います。
本人が良くなろうと思わない限り良くならない症状もある訳です。
それをどうやって手助けするのか?
どうやってやる気にさせるのか?
それがわかれば医療はどんなことをしても良くなるんじゃないかな~って最近は思います。
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