昨日は、電磁波のことを書いたので、その余談として書いてみます。
電磁場と言うと、様々な機器から発せられる目に見えない磁気的エネルギーというイメージがあると思いますが、実は太陽光線も電磁場の一種です。
電磁場とは、電磁的エネルギーが空間を振動しながら伝播していく物理現象のことを言います。 つまり、水面に波立つ波のように周期的に波のように振動しながら空間を伝播していく何らかのエネルギーということが言えると思います。
太陽からは様々な波長のエネルギーが放出されていますが、人体に悪影響を及ぼすような、波長の短い X 線ガンマ線などは、大気層によって守られ、地表にはほとんど届かないから人間は生きていられるわけです。もちろんゼロでもありませんよ。
しかし、波長の長い赤外線や可視光線は、地表まで届き、地球上に存在する動植物は、その恩恵を受けていると言えます。
電磁波は、人間にとって欠かすことのできないエネルギーであるということです。
赤外線よりも波長の長いマイクロ波や放送用の電波なども電磁場です。現代社会では、その恩恵をかなり大きく受けています。インフラの整備された、いわゆる先進国なら電波のないところは殆どないのではないかと思います。
それぐらい日常的なものと言えます。 電磁場と言っても、その波長によって人体に与える影響は、大きく違うということです。
電子機器から放出される波長の長い電波などによって起こる健康被害も、それらの波長と人体とが共鳴し合うことによって起こる現象だと考えられます。だから共鳴しなければ健康被害は限りなく少ないとも言えるので、電磁波による人体被害が科学的には証明されないということだろうと思います。
厄介なのは、個人差が大きく目に見えない現象だから証明のしようがないのだと思います。
ある過敏症の患者さんで、電子機器などから発せられる波長と共鳴する骨を調べてみたことがあります。
右の後頭骨と側頭骨、頚椎3番、左の大腿骨が大きく関係していました。意外にも蝶形骨や仙骨には影響はありませんでした。
内臓では胃の噴門部から食道あたりに影響が強くでています。このような患者さんは、よく胃腸の不調を訴えます。水の流れも異常を起こしやすくなり、その影響が一番強くなるのは、口腔や咽頭などの粘膜でした。
大網の一部にも反応がでていましたので、腹部の圧痛は当然起こります。これらは胸椎10番の異常とも関係しています。
基本的に過敏症状は、胃腸の調子と関係あるのではないかと私は考えています。
このような異常反応は免疫疾患でも起こるので、電磁波過敏症や化学物質過敏症などの症状もやはり、アレルギー疾患と同じ現象なのかなと思っています。
もちろん、これらは断定している訳ではありませんし、個人的にも違いがあるので、その時の変化を書いたまでです。 あくまでも症状が起こっている訳ですから、単に精神的なものだと確定するのも横暴すぎます。
しかし、精神からもくる可能性も否定できません。なぜなら知らず知らずのうちに電磁波の影響を受けているのが現代社会であり、そこから逃れることは事実上不可能だとも言えるからです。
歯科材料で起こる化学物質過敏症なども、口腔粘膜に水の流れの異常が多くでます。様々な過敏症は、元々その人が持っている弱いところに、刺激が入って起こる異常なのだと思います。だから余計に厄介ということでしょう。
しかし、多くあらわれるのは口腔や鼻腔、胃腸、皮膚という常在菌の存在している場所だとも言えますので、常在菌の急激な変性が要因になることは、否定できません。
これは単に食べ物だけで問題が解決するとも思えませんので、それを詳細に調べ、対応していくことで、良い方向に向かう可能性はあると思います。
今まで何ともなかった人が突然、過敏になったという場合もあります。普段食べ慣れている食材で急にアナフィラキシーショックを起こして亡くなられるという場合もあります。
あなどれない疾患ですので、単純に、これが原因と断定することができないのが、これらの疾患の重要なポイントだと思います。
アレルギーってホントに不思議な疾患だなとつくづく思います。
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