自分の壁と治療がどう結びつくのか?
患者さんに、症状を聞いて、治療を開始する時に一切触れずに治療をしました。
いわゆる気功治療と呼ばれるものですね。
別に手をかざす訳ではありません。
机にある資料を見ながらページをめくっているだけです。
一瞬で終わるのですが、「どう?」と聞くと「なんで~~~。楽になっとる~~」
というので、意識をつなげたと言ったところ
夢枕獏の世界みたいに意識のダイブをしたん?
みたいに言われたのですが、そう言えば、小説にそんなこと書いてあったなぁ~。
って思いだしました。
意識が相手の身体の一部になれば、普通にできることです。
ほぼ、自分であり、相手という状態です。
しかし、意識は外に出ても、外に出た意識を汚いとは思いません。
なんでやろ?
意識は内にはなく、外にあるものだからでしょうか?
もしかするとそうかもわかりません。
ただ、自分の意識を外に出すだけでは効果はありません。
それは単なる考えと同じです。
外に出るのが普通で内にこもるのが特別なことなのかもわかりません。
意識ですから目には見えないのも、その理由の一つかもわかりません。
常に頭で考えてます。
今日は、どこに行こうとか、お昼何を食べようとか、仕事をしなくてはならない。
とか・・・。
あまり内側にこもることを得意としませんよね。
よ~く考えてみてください。
いつも意識って外にありませんか?
内側に留まった時間の方が圧倒的に少ないようにも思います。
内側に留まると何が起こるか?
感じることに集中してませんか?
あまりにも意識が外にあることの方が自然なので、それが普通になってしまったんだと思います。
外に向かおうとする意識が普通になってしまうので、それを汚いとか自分の外にあるとかに気づかなくなってしまいます。
言葉では言い表しにくいですが、それがわかったら、内に留めてあげる。
それだけで気功治療って一瞬でできたりします。
なんでかなぁ~。
それと意識は長く留まっていられない。
ギトギトと長く留めない。
サラッと流したいんですよ。
そうするとサラッとどんどん流れます。
自分の壁と意識って面白いテーマだと思います。
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