実は、メタメッセージの話しは、解剖学者の養老孟司氏の本に書いてあったことなのですが、とても面白い内容だなと思ったので、書いてみました。
確かに私達は情報に踊らされることが多い。
少年の凶悪犯罪は増えているように思いますが、全体から見ると減っているという事実があります。
犯罪率は低下しているけど、新聞やニュース、ネットの記事を見る限り、増えているようにしか思えない。
冷静に判断すれば、数字的には減っているということだそうです。
交通事故も酷い事故が起こると新聞やニュースで取り上げられる回数が増えるので、なぜか、そういう事故が増えていると錯覚しているそうです。
「今日も3000万人の人が車のハンドルを握りましたが、大きな事故もなく、一日が過ぎました」
というのはニュースでも新聞でもネットでも記事にはなりません。
単純に、そんなこと記事にしても面白くないからです。
重大事故のニュースを何度か見ていると増えているように感じる訳です。
それがメタメッセージです。
だから世の中が暗くなったみたいに思う印象が増える訳ですよね。
しかし、この前、ネットで面白い記事を投稿しているのを見ました。
この記事です。
ホントにホノボノした記事ですが、社会の隙間を埋めるような活動です。
絶対に大きな企業ができない商売なのですが、今だからこそ必要になった商売です。
若い人はこういうのを考えるのが得意です。
まだまだ日本人の若者のポテンシャルは高いなぁ~って思います。
「ゆとり世代は何をしているのか!!」
と鼻息の荒い大人はいるかもわかりませんが、若い人から言わせれば、好きでゆとり世代になった訳じゃない!!
というでしょう。そんなゆとり世代の人達が、高齢者を支えているという何とも皮肉な内容です。
「最近の若いやつは~」
という、つぶやきをした時点で、メタメッセージがしっかり刷り込まれている訳です。
こんな活動を大人ができますか?
よく考えてみてください。
老いては子に従えと言いますが、正にその通りの結果なんじゃないでしょうか?
私達は、情報を取捨選択します。
つまり、見たい物しかみない。見たいものだけ見る。
それが情報です。
都合の悪いものは見ない。
大人にとって、都合の悪いものは見たくないのです。
まだまだ日本人のポテンシャルは高いままです。賃金を上げて、今までにないサービスを考えて、それを世界に広めていって欲しい。
こういう、気づかない社会の隙間を、ゆとり世代で埋めていって欲しい。
大人は気づきません。
気づいていても、目を向けようとはしません。
それが大人の常識になってしまっているからだと思います。
メタメッセージ色眼鏡です。MMIM(笑)
是非、若い人は、そういう志しをもって、大人ができなかった隙間を埋めて、これからの日本を支えていって欲しいなと思っています。
私達の若い時は、親世代に新人類(完全な死語)と言われてました。
しかし、新人類なりにやってきました。
昔が良いとは私は思いません。
なぜなら環境が全く違うからです。
だから昔を懐かしんでも何の意味もない。
彼らは、「今」どうするかに直面している世代です。
応援したいなと思っています。
過去から学ぶべきところはあると思いますが、今ある現実を素通りして過去に逃げ込んではいけないと思います。
日本人は、やっぱり本質的に優しい。
ゆとり世代は、それを武器に日本人の良いところを開花させてくれるんじゃないかと思っています。
それを批判するんじゃなく、応援してあげたいなと私は個人的に思っています。
全くいつの世も同じなんですよね。
ゆとり世代に支えていってもらわなければならない時代になったのに大人は、それを直視しない。
立派じゃないですか?
この記事を見て、ちょっと安心しました。
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