イメージが与える筋力の効果
屈筋が捻りやすくなる方向にテープを貼って動きが楽になるのなら、これをイメージでも行えるのではないか?
という疑問が起こります。
イメージは力です。
そのイメージ力を使いながら動かすことで、理想的な動きができる可能性はあります。
肘関節を伸展する動きにボクシングによるパンチがあります。
ボクシングで言うストレートです。
ネジ理論は、正しいと仮定したとします。
ストレートを打つとき、ネジ理論から言えば、屈筋の中で起こっているのは、一方向に捻りながら縮み、その反対方向に捻りながら伸ばす。
ということです。間違えて欲しくないのは、屈筋の話です。伸筋の話ではりません。
それをテーピングで助長して効果をあげた訳です。今回はイメージングのみで行っても同じ結果になるのではないかと考え、実際にやってみると確かに同じ効果になります。
これをやってみると手打ちにならずに身体全体の力が乗るような感じになります。
また面白いのは、図の右下のように、上腕二頭筋を7、前腕の屈筋に3ぐらいのイメージングをした時に手の力を使わずに楽に手が伸ばせるように感じます。
逆方向に捻るイメージだと手が重くなります。
女子に空手の突きを教えると手だけで突いてしまう「手打ち」現象がよく起こります。あきらかに男子に初めて教える時とは違います。
この現象は、力がないために突きというイメージを力強く手を伸ばさなければ、というイメージから起こるもので伸筋が主体になっているのではないかと思います。つまり伸ばすことに意識している。
伸筋で突きをしようとするのでぎこちない動きになってしまうのです。
このネジ理論を使えば、体重の乗せ方がよくわかり、突きが手で突くのではないと理解して貰えると思います。
そして力を入れなくても突くという行為ができやすくなります。
この動きは肘の痛みや手首の痛みの人にも応用できます。
肘の痛みを訴えている人は、上腕二頭筋も上腕三頭筋もパンパンになっていることが殆どです。ネジ理論から言えば当然の結果ですが、上腕二頭筋の遠位内側から近位外側に向かって捻れるように皮膚を引っぱると曲げやすくなります。もちろんテープを貼っても効果的です。
こういうイメージングを行うことで、力のコントロールがしやすくなるとしたら、これを運動やスポーツに応用しない手はありません。
古武術やスポーツでは既に解明されていることなのかもわかりませんが、意識的にイメージするということで、素人であっても効率的に身体を使うことができるようになります。それを教えずに闇雲にやっても上手くならないのではないかと思います。
そう思うとイメージってホントに大事です。イメージは無意識です。何回やっても上手く動きをつかめない。これは、日常生活におけるイップスのような状態です。つまり間違った効率の悪いイメージができあがっているということでしょう。もちろん、これをイップスと呼んで良いかどうかは、スポーツの専門的な判断が必要かもわかりませんが、私はそのように考えています。
イップスは、どこかで余計な力が入り、余計な力の為に制御ができないので起こる現象と言えるのではないかと思います。
0コメント