短い動画です。
普通に触診しているように見えると思います。
しかし、最初の触診で首の前からあった深いところの異常とセットになって後頚部の左側の緊張があります。
(前回の動画はこれ)
大事なことは、この結果をふまえて、何が見えてくるのか?
ということです。
症状を楽にしたいというのは重要なことですが、それだけで本当に良いのか?
と考えないと治療家のレベルはあがりません。
私も模索中です。
そういうことを色々考えながら予測を立てていく。
診察結果から予測をたてるということが必要になってきます。様々な角度から観察することで、より精度の高いものに少しずつ仕上げていく。近道はありません。
前頚部を押さえた時にあった反応は、リンパ管の反応です。
リンパ管をイメージしないとでてこない反応です。
後頚部の緊張は普通の緊張も混在しています。いわゆる筋肉の緊張なので、誰でもわかるレベルの緊張です。しかし、それを吟味しないと本当に調整したいところを浮き彫りにはできない。
術者の意識が患者の身体に反映したことで、圧痛を感じるのです。ただ押さえていただけでは何も感じることはありません。
そして、それを患者さんにも実感してもらうことが大事です。
次回の勉強会では、そういう実験もしてみようと思います。
触られる人によって違いがある。というのを体感してもらう。
これが大事です。
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