一般的に言う風邪と私が認識している風邪にはちょっとした違いがあります。
肩や腰の急激な痛みなども風邪によるものが多く見られます。
つまり症状と無関係のように見えるものも沢山あるということです。
風邪というと一番最初に思うのは、熱や咳、頭痛などではないでしょうか?
昨日、咽の痛みを早期に改善させる方法はないのか?
とFBで指摘されましたが、身体のバランスをとって改善させるのは技術がいります。
どこどこの穴に刺激すれば良いという訳でもありません。
逆にそういう指導は難しくなります。
もちろん、全く無効という訳ではありませんが、もっと直接的な方法でも対処できます。
咽を冷やす方法です。
一般的には咽を冷やしてはいけないと考えがちですが、それは咽全体を冷やしてはいけないということです。咽の一部分を冷やす方法なら咽全体を冷やすのとは違います。
まずは下顎を触ってみてください。
そこから下に降りてくると舌骨という骨が触れると思います。ちょっと隠れているのでよく探してみてください。
その骨を超えて下に行くと、いわゆる咽仏という甲状軟骨に触れると思います。
もっと下に下がると気管軟骨輪があります。
殆どの咽の痛みはこの範囲の中で起こります。
咽の痛みがない人も触ってもらうと右と左で触った感じが違う側があるはずです。特に甲状軟骨の左右差は、よく確認できます。
少し腫れたように感じられるところを軽く押さえてみると圧痛があります。
そこだけを保冷剤で冷やすのです。
全体を冷やすのと部分を冷やすのでは大きな違いがあります。
甲状軟骨付近の圧痛は、頭痛にも、歯痛にも適応できることがあります。
私は強烈な歯痛の場合は、甲状軟骨を直接保冷剤の角を使って冷やすようにしていました。
かなりの確率で強烈な歯痛はなくなります。
気管軟骨輪のあたりもよく圧痛のでる場所です。咽の弱い人は、このあたりの圧痛を確認し、指先で触っていると調子が悪くなると腫れるので、予防にもなると思います。
またストレートネックの人は、必ず下顎から鎖骨内端までのところに圧痛が普段からあります。
咽の痛みがあるなしにかかわらず、ここが緊張してくると、肩凝りにもなるし、腰痛にもなります。
咽の周囲は、炎症を起こしやすい場所です。だから関節痛を起こしやすい人は、このあたりを必ず確認することが重要です。
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