専門家向けの内容です。
触診の仕方は、とてもデリケートです。
軽く触れる程度の触診が重要です。
案外きつく触れている人は多いと思います。
それでは本質がつかめないことが多い。もちろん、きつく押さえるには、きつく押さえる理由があります。理由なくきつく押さえるのは問題です。
この場合も第三肋骨の奧にある陽明系の反応を背中側から観察した動画です。
同じ高さ(肋骨は第三肋骨ですが、胸椎の高さは胸椎5番あたりで若干の差があります)で背中にでている反応です。
これは右側の奧にも影響しているようでした。立体的に捉えることができます。当然、心臓や肺と言ったところに影響していると予測できます。
最初、右の表面はあまり反応がなくてわかりませんでした。
軽く触れているのに緊張しているのを患者さん自身はよく理解しています。
右の肩甲骨内側(深い)と左背骨の横(浅い)部分にありました。
深浅の問題によって圧痛の出方が違うというのがよくわかります。
特に深いところの異常を触る時は軽く触れる方がわかります。
逆に浅い時は少し強めに触った方がわかります。
これを勘違いしている人が多い。
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