なぜ、そうなるのかが知りたいという例は沢山あります。
足首を傷めた学生ですが、1週間たっても痛みがなくならない。
その調整を行う訳ですが、ポイントは患側の大腿前側中央部
なぜこんなところを刺激して良くなるのか?
正確には大腿部を刺激した訳ではありません。
痛みは、踵からアキレス腱にかけての痛みで、普通の捻挫とはちょっと違います。
歩行もできるし、足首と言っても外側ではありません。
ただ、足首を内反した時に踵からアキレス件に痛みがでる。
また外反した時も、腓骨側に痛みが出るという状況です。
まず足首を観察してみます。
足首は痛みのある場所とは違い、腓骨の先端(外果)の前側の異常があります。
また踵も内側と外側にわかれるように、異常反応があり、足底にも母指側につながる異常があります。
この異常反応はいわばフェイクです。つまり、本当の痛みではありません。擬似的な異常ということになります。
本体は、この大腿前側の中央よりやや下あたりのやや内側部です。
実は、この異常は心臓にも影響していて、頭蓋(前頭部)にも関連する影響がでています。脳神経系にも影響がでてつながっています。
もちろん肩や首も緊張し、患側の上肢はパンパンです。肩首の症状はありませんが、実際には動きにくい。普通なら、足首の痛みですから、足首だけをよく観察することが殆どだと思いますが、それでは良くならないということだと思います。
単なるバランスという意味から考えても大腿骨が異常で、それが原因とはわかりません。
ただ、上半身の緊張が足首の緊張より強いかなという感じだけです。
背部の緊張も上半身の方が強く腰から仙骨あたりにはあまり緊張はありません。
臨床をしていると、こういうことがよくあります。しかし、それがわかるだけでは何の治療にもなりません。
大腿部を調整すると歩行時の痛みが楽になって、動きやすくなったようです。
内反と外反の痛みもなくなりました。
もちろん、全身からの問題で足首の痛みが起こっている訳ですから、全体のアンバランスが起こるとまた痛みがでてくる可能性は否定できません。
そうならないように注意点を指導して終わりました。
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