背中の痛みで真っ直ぐ座ることさえできない状態でした
途中を端折っていますが、真っ直ぐ立ったり座ったりすることができるようになってます。
この方の場合、右手の後面と前面にも問題があり、腕だけでなく、肩や胸、側胸部にも異常があって症状が起こっていました。
筋骨隆々で筋力は無茶苦茶あるのに(腹筋も割れてました)痛みで座ることすらできないのです。
筋肉があるから腰痛を起こさないというのが幻想だとよくわかりますよね。この状態なら子供にも勝てないとおっしゃって笑ってました。
運動=健康ではありません。
筋肉を動かしているのは、自分自身の意識と無意識の自分、それを示唆している何かです。
ここに焦点を向けないと運動の効果は半減どころか低下します。
治療としては、なぜ手の刺激をしたか?
です。
しかも小指と母指を中心に調整しました。
手を刺激しただけで真っ直ぐ座りやすくなっているのがわかると思います。
しかし、同じような例であったとしても、必ず手が問題でこういう状態になっているかと言えば、そうとは限りません。
だから背中の痛み=手の治療という図式はなりたたないのです。
それをどのように取捨選択していくのか?
それが大事ですが、こういう例をあげると、背中の痛みに対しては、
手の小指を刺激すれば良いのか~。
なんて馬鹿なことを考えてしまう人がいる訳です。
方法論を伝えたい訳ではありません。
どのようにして、それを選んでいくのか?
そこが一番大事なことだということです。
何をどうしたいのかがわかりさえすれば、誰がやっても同じ結果になります。
何をどうしたらいいのかがわからないから、結果につながらないということです。
とてもわかりやすい例なので、アップしてみましたが、わかりにくい例も、もちろんあります。
だから、その人それぞれなので、何をどうしたら良いのかを組み立てていくことが必要なのです。
それがわからないと、何をやってもうまくいきません。
そういうことを専門家の勉強会で、手ほどきします。
初心者もベテランも、基本に立ち返って、身体の訴えを聞く訓練をします。
0コメント