力を抜くことの難しさ2

力を抜くことが難しいと思ったら、なぜ難しいのかを考えてみます。


未来と現在が同時進行しているのかもわかりません。

何かをしました。

何かをすれば、その見返りを期待します。

その見返りは、現在のものではなく、未来の出来事です。


つまり、現在に意識をおいていない。

未来の出来事に焦点を向けているのです。

未来に焦点を向ければ、それがどうなるかなんて、誰もわかりませんから、それが正しいか正しくないかなんて、誰も予測できません。


しかし、現在の状態というのは嘘でもなんでもありません。

そう感じた訳ですから、その感覚は正しいはずです。

例え、人が間違っていると言っても、自分にとっては真実です。


肩が痛いというのは、事実です。

その事実に目を向け続けながら、何かの刺激をしました。

「んん~。肩の痛みが何か変化があったぞ~」


ってなる訳です。

それは、未来の出来事を何も予測していません。

常に現在を感じた結果ですから、未来の予測ではありません。

変化があるはず

と思って刺激するのと、今変化があったというのは大きな違いがあります。

常に現在の事に目を向けていると、変化がよくわかります。


未来があれば、当然、過去の出来事からも現在の状態を歪めてしまうことがあります。

過去にこんなことがあったから、現在はこうなっているんだ。

過去の出来事が今を作っているんだと固定していると、現在の状況を変化させることは不可能です。

頭の良い人のパターンです。

また、精神的な障害のある方には、よくあらわれる精神状態です。

骨を折ったから痛いんだと思い込んだりすることです。


つまりどちらも現在を生きてない。

過去と未来にしか注意がいっていないということです。

現在に注意を向けることで変化がわかるようになります。

身体の変化は実に楽しい。

それに注意をむけてみることです。


御薗治療院

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