必要な時に必要な痛みを出しています。
必要だから必要な痛みを出していると言っている訳ですね。
脳科学がすすんで、その機能の全容がわかってきたということだろうと思います。
もちろん、現場と理論には大きな差があります。
しかし、基礎研究が周知されていないことで起こる社会的な不安というのは、大きな影響があることは間違いないでしょうね。だた、何度も言いますが現場と理論は違いがあります。
昔、バイクで転倒して、手首を捻挫していても、交通を妨げてはならないと思っていた時は、痛みが全くなく、動いていたのに、バイクを歩道に止めたとたん、アクセルも握れない程痛みがでていたという経験がありました。
山で滑落して、骨折しても歩けたのに、ヘリコプターが来て救助されると決まった瞬間から強烈な痛みで歩けなくなったという話しも聞いたことがあります。
痛みとはなにか?
脳内では何が起こっているのか?
必要だから痛みを起こす。
何に対して必要なのか?
休みなさい。
考えをやめなさい。
ということなんだろうなと思います。
手術して楽になったというのは、原因が取り除かれたという安心感と身体を休めたことで楽になった可能性は非常に高いです。手術が絶対に悪い方法かというと人によってはそうでもないことがあります。
しかし、手術をしても再発率は、高いと思いますし、うまく生活できなければ本当の原因はなくならない訳ですから、そのままの生活なら当然、再発してもおかしくない訳です。
痛みがなくなったら原因が取り除かれたのか?
そこをよくよく考え、感じていなければなりません。折角身体が訴えていることなので、生活を見直すチャンスととらえれば、痛み=悪とは言い難い。
昔からあったヘルニアが今になって何故痛むのか?
そんなふうに考えれば、ヘルニア=腰痛とはならないはずです。しかし、これは頭の中だけでわかっていることであり、現実的に痛みがあるので、最終手段に訴えるんでしょうね。
悩ましいですね。
ただ、痛む人に共通の点は、全身に圧痛があり、動きの悪いところがある。
運動機能は必ず落ちています。
そこは意識が通ってないところです。
きっと、それをどこかで避けようとしている。これは運動の問題ではありません。精神もきっとどこかで何かから避けようとしているんだと思います。
痛みから逃れたいとも思っています。当たり前なのですが、不思議なもので逃れようと思うと余計においかけてくるのが慢性痛です。きっと原因が絶たれていないんでしょうね。
痛みと向き合ってみると、動きやすくなり、動いているうちによくなってくることが殆どです。
動きの悪いところを少しだけ動かしてください。
無理をして動かせと言う訳ではありません。
ただゆっくり、小さくで良いので動かしていてください。
きっと動いていなかったことに気づくはずです。
それに注意を向けていると色んなことが見えてくる可能性があります。
肉体と精神は一つです。分離して考えることはできません。
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