身体を軽くなでる時にイメージを使うと、更に効果が増します。 というかイメージを使わないと正しく効果を得られません。それは鍼治療をする時も全く同じです。
この使い方をする時に武道における膝抜きの方法や丹田に意識を集めるみたいなことがヒントになります。昨日の親指をなぜるという方法も、親指をなぜなから胸の方に繋がるイメージをすると、さらに効果的です。
また指先から体幹に向かってなでる時に呼吸を吸い、胸から腰、足にイメージをつなげると、地面とつながります。吐くときには地面から足、腰、胸、腕という形で呼吸の流れを作ると更に呼吸が深くなります。この時のイメージは、もの凄くイメージ力が入ります。目を閉じたり集中しようしようと思うと逆効果です。イメージ力も力を抜くことが大事です。もちろん力を抜きすぎてもうまく行えません。その微妙な雰囲気を体得するまでには時間がかかるかもわかりませんが、できるようになると素早くその状態になれます。
呼吸が深くなれば当然、精神的にも安定します。
この呼吸をしていると、力を入れるのでも抜くのでもない状態というのが体感できます。リラックスは大事ですが、単純にリラックスしただけだと力を発揮できません。
手足の力を抜くということにもつながるのですが、体幹に力を集める。意識を集めるということになるのかもわかりません。
このようなイメージと呼吸ができると思わぬ力を発揮させることができます。
呼吸ができにくいことで怒りや恐れ、悲しみ、恐怖などの感情が、さらに深まりますので、普段からゆっくりとイメージを使った呼吸をするということが重要です。 せわしない時間が長いとなかなかそういう時間を取ることができませんが、お風呂の中でゆったりとした時間を、呼吸を整えながら行なうというのも一つの方法です。
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