手首の痛みの典型的症状

手首の痛みを起こす人の典型的な動かし方があります。

手の平を広げた状態で、母指を反らそうとすると、CM関節を動かせない。

「母指CM関節症」とは、親指の付け根のCM関節にある軟骨がすり減って、痛みや変形が生じている状態です。

と説明されているのですが、実際は、すり減っているのではなく、動かさないことで循環不良が起こり腫れて骨に鬱熱し、その結果骨が変形しているんじゃないかと思います。痛みがでると余計に動かさないので、更に腫れてきます。一回の調整で治るはずもないし、自分で動かそうとしなければ手術した方がいいですね。

手術しても、動かし方を変えなければ、また腫れてくる可能性もあります。そこで重要なのが動かし方です。闇雲に動かしても何の意味もなく痛いだけです。

これも僅かな動きと正確な動きを行うことで改善しやすくなるのですが、痛い=動かしちゃ駄目という心理的呪縛から逃れられない人は、そもそも良くなりません。

常日頃から意識が大事と言ってますが、思わないものは動くはずがないのです。


その代償が、MP関節の過伸展です。CM関節を伸展できないことから起こるMP関節の過伸展という代償運動が起こります。

できるだけCM関節を負担のない程度に動かしていくと自然に動きやすくなります。これは何度も何度も書いているのですが、動かさないから痛いのであって、動かしている関節は痛みを伴わない。

使い過ぎではなく、使わなさすぎです。


絶対に頑張って動かしてはいけない。それがコツです。


御薗治療院

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