椅子から真っ直ぐ立つ
ただそれだけですが、真っ直ぐやろうとすると滅茶苦茶難しいです。
真っ直ぐが正しいのではありません。
正しいと真っ直ぐは意味が違います。
その人にとって正しい状態であっても、その状態が真っ直ぐだとは限りません。しかし、真っ直ぐは見た目にわかる一つの基準となります。その基準どおりにやると如何に自分の身体は真っ直ぐでないかを脳は理解します。
この理解が非常に大切です。つまり認識です。
脳の認識は、この方の場合、右足を真っ直ぐにすると感じています。真っ直ぐとは違和感の感じるところだと脳は認識します。その認識があれば、真っ直ぐにできます。地球上で生活している訳ですから、真っ直ぐは真っ直ぐです。それに違いはありませんが、認識は必ずしも真っ直ぐでなくても良い訳です。
この方法を理解する為には、自分と向き合う必要があります。とても奧が深いと感じます。どこまでいっても感覚は完璧な基準にはなりません。真っ直ぐに近づけることはできます。
感覚と実際の違いを感じていることが人間の感覚を研ぎ澄ます上で非常に重要な課題です。
虚と実です。
物理は、基準を現しています。しかし、人間社会は、基準どおりにはいきません。たったこれだけの動きで、それを深く感じることができます。
興味のある方は極めてみてください。そこで何を感じるか?
問いただしてみて下さい。
科学と感覚の違いが如実になると思います。
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