母指で軽く床を押す

足の母指で軽く床を押すと言っても、やってみると簡単そうで難しいと思います。

強く押さえすぎると逆に肩に力が入ります。


これを間違えてしまう人がいるのですが、足腰に力入れたらええんやとおもって、ギューギュー反動をつけて押さえ込む人がいます。

あくまでもデスクワークが目的なので、デスクワークを妨げるような筋力を使う動きはNGです。


本当に軽く母指を意識するぐらいで十分です。

そうでないと、仕事に集中することはできません。


特に母指先の外側を意識してもらうと効果的です。

母指先の外側で床を軽く押すようなイメージをするとわかると思いますが、下腹部に力が入り、内股にも力が入るのがわかります。逆に踵を意識すると大腿部やお尻に力が入るのがよくわかると思います。ここで重要なことは、どちらが良い悪いではありませんが、母指先を意識していることは稀な状態です。


まずはデスクワークをしないで普通に椅子に座って、母指先の外側を意識して座ってみてください。

この状態に意識を集中させると、自然に内股から下腹部で上半身を支えている感じがわかるようになってくると思います。

膝は90度よりやや曲がる程度が力が入りやすくなりますが、曲げすぎると、踵が浮いて、MP関節(指の付け根の足裏)のところに力が入ってしまいます。

この状態では長く続けることは不可能です。あくまでも足裏は平面です。


踵があがるということは、クレーン車で言えば、本体の運転席部分の加重が重くなりすぎる状態で移動が困難になるのと似ているかもわかりません。

最終的にはデスクワークを楽にこなすことが目的なので、母指先の外側を意識する程度の力を入れられれば十分です。


それで上半身と下半身のバランスが変わるのがわかると思います。大事なことは今までのやり方を変えるということです。何が正しいとか何が間違っているという話しではありません。

御薗治療院

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