母指先の外側で床を押すと言って、無理やり押してしまうとデスクワークは不可能ですし、デスクワークに集中はできません。
あくまでも座るというのは、力の配分を変えるというだけで、力任せにギューギュー押すのではありません。
殆どの場合、こういうことを伝えると力の配分を考えず、力任せに行おうとしてしまいます。これぐらいの力で?
というぐらい小さい力ですので、仕方がないかもわかりませんが、その方が効果的ですし、そういう力でないとデスクワークどころか、長時間座っているのも困難です。
言うのは簡単ですが、やるのが意外に難しいはずです。
これを行う為には、足にあまり意識をおかず肩の力の入り具合を意識してもらうと良いと思います。
実は、足に力が入りすぎても肩に力が入ってしまいますので、肩の力が入らない中間ぐらいの力が大事です。
強すぎず、弱すぎずなのですが、想像よりは弱いぐらいで丁度良いのがわかると思います。
この力の配分がわからないと長時間座っているのは不可能です。
この方法は、一般の方の為だけではなく、治療家は絶対に会得して欲しい感覚です。何をするにも肩に力を入れて、手先に力を入れて行ってしまいます。
特に主張が激しい方は、手先の力がどうしても抜けないことが多く、僅かに足先を意識するだけでも肩と手先に力を入れてしまいます。またスピードを速くして誤魔化してしまうことも多々あります。
あくまでも自分と向き合うことを意識して座る練習をすると、ビックリするような現象が起こります。
0コメント